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パワーポイントのファイルから画像を取り出す方法

学会で発表したPowerPointファイルがありますよね。その中で論文にする必要が出てくるものもあると思います。

論文を投稿する際には、画像ファイルの提出が求められると思われますが、元のファイルはどこにいったか、よくわからないなんてことがよくあると思われます。

その時にPowerPointファイルの中から画像が取り出せたら便利ですよね。その方法のまとめです。

2003以前のバージョン

1.メニューバーの「ファイル」→「Web ページとして保存」。。。これだけです。

WEB形式で保存をすると、ファイル内にあるオブジェクトをHTMLで表示するために、各オブジェクトが分解、ファイル化されて一つのフォルダ内に格納されます。
基本的には画像ファイルはサムネイル用のGIFと、元画像をPNGにした二種類が作成されます。

2007以降のバージョン

1.2007形式(.pptx)で保存する。
2.保存したファイルの拡張子を、手動でpptxからzipに書き換える。
3.そのZIPファイルを普通に解凍する。
4.中に画像ファイルがあります。

PowerPointを開いた状態で画像選択し”図として保存”を選べばいいじゃないかと思う方もいらっしゃると思いますが、実際やってみると元のファイルと解像度が変わっていると思います。縦横比が崩れてしまうこともあります。

ただしパワーポイントを作る際に挿入した矢印なども一緒に保存した場合は”図として保存”を使用する方が良いと思います。

nat030

日産が自動運転システムの実現に向けて車両のナンバーを取得!

日本でも日産が自動運転の実績作りの開始です。
この分野で、漏れ聞こえてくるはなしのなかではgoogleが一歩抜きん出ていたような気がしますが、最近は日産も本気です。

実際に動き出せば、人が運転するよりも統計学的に事故が少ないといったデータも出せてくると思います。
事故った時の責任は?という話がよく出てきますが、どうなんでしょうね。電車だと、ぶつかったほうが悪くて、ダイヤみだしたら損害賠償請求までされています。まぁ、レールの上を走っているものと比べてもしょうがないのかもしれないですけど。
やっぱり、運転手の責任になるのでしょうか。

まずは、バスやタクシーとかで実績を積み重ねるといったのも、目にしたことがあります。

運転する楽しみがあるから、自動運転は開発しない。なんて言ってる会社もありますが、僕は運転は億劫でしかないので、ぜひとも自動運転システムが市場に出てくるのに期待します。

 

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読影に最適なマウスは?Anywhere Mouse M905tが最適です。

 

マウスは昔はマイクロソフト社製とロジクール社製のものが優れていましたが、最近ではロジクール製のものを好んで使っています
それというのも、高速スクロール機能といって、ロジクールのマウスにだけ搭載されている機能がとても便利なのです。これはどういう機能かというと
ホイールを1回転させるだけで、ドキュメントやウェブページを飛ぶように閲覧することができる機能と説明されています。つまり、大量の画像をページングする際に最適です。

ここで注意が必要なのですが、以前説明したようにCTやMRIの画像を1枚1枚読影していく方にはこのマウスは向いていません。画像を何度も行き来して臓器に読影する方に最適なマウスになっています。

ロジクールのこの種のマウスではホイールクリックによって高速スクロール機能と通常のスクロールの切り替えが行われているものがあります。専用のボタンが用意されているものもあります。いずれにしてもこの高速スクロール機能が搭載されているマウスのマウスホイールクリック機能は押し辛いものなっています。

そのためマウスホイールクリック機能が手前のボタンに設定されている、このマウスが最適です。現在発売されているほとんどのPACSもビューワーではマウスホイールクリックにショートカットが割り振り当てられているので、押しやすさは重要です。

多くのマウスではボタンに割り振る機能を変更できますが、専用のソフトをインストールする必要があることが多いです。病院のPCには新たなソフトをインストールすることが困難なことが多いと思われますので、初期設定でのボタンの配置が重要です。
mausu

また写真を見てもわかるように マウスはサイズが小さくなっているのでつかみ持ちの方に最適です。

masu2

かぶせ持ちの人は上記のマウスのような形の方がいいのですが、初期のボタンの配置がどうなっているかは不明です。HPをみても書いてないのですよね。ホイール手前のボタンが、初期の設定で解像度切り替えや、高速スクロールのon-offの時もあります。kakaku.comとかamazonの口コミで調べるのがいいと思います。(実際にお店に見に行っても良くて現物が置いてあるだけですからね。)

なので、正確には読影に最適というよりは、つかみ持ちで、臓器ごとに読影するタイプの人にAnywhere Mouse M905tは最適です。

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CT、MRI画像の見方

遠隔読影で主に見るのはCTやMRIの画像になると思います。
僕が放射線科に入局した頃は、ちょうど、CTの多列化が進みだし、MRIは高磁場化していく過渡期でした。
それに伴い、生み出される画像の枚数が飛躍的に増加していきました。

そんな時に、同時にfilmでの読影も限界に達し、PACSで、パソコンで画像を見るようになっていきました。
その時に、画像の表示方法で、ページング(一枚一枚の画像を順に表示する)で見るか、タイル表示(filmに焼いたように1画面に複数の画像を表示する)見るかという議論がありました。

今では、ページングで見るのが一般的になったように思われます。

ページングで見る際でも、一枚一枚の画像を順に見ていく人と、臓器ごとに読影し何度も行き来しながら見る人がいます。
レジデント時代に、上級医にcheckを受けている時などに、画像を早く上下していると、そんなに早く見れないでしょ。なんて言われたこともあります。その当時は意味がわからなかったのですが、同じページングでも見方が違うのですね。

一枚一枚の画像を順に見ていく人はfilmで読んでいた人に多い気がします。
臓器ごとに読む人は、最初から画像ビューアーで見ていた世代に多い気がします。

タイル表示と、ページングの議論が自然に結論が出たように、いずれは、臓器ごとに読む人ばかりになると思われます。

読み方によって、最適なビューアーやマウスがあります。遠隔画像診断のシステム構成の際にも現状では両方に対応できるようにしていかないとですけどね。