月別アーカイブ: 2013年9月

nat025

CT、MRI画像の見方

遠隔読影で主に見るのはCTやMRIの画像になると思います。
僕が放射線科に入局した頃は、ちょうど、CTの多列化が進みだし、MRIは高磁場化していく過渡期でした。
それに伴い、生み出される画像の枚数が飛躍的に増加していきました。

そんな時に、同時にfilmでの読影も限界に達し、PACSで、パソコンで画像を見るようになっていきました。
その時に、画像の表示方法で、ページング(一枚一枚の画像を順に表示する)で見るか、タイル表示(filmに焼いたように1画面に複数の画像を表示する)見るかという議論がありました。

今では、ページングで見るのが一般的になったように思われます。

ページングで見る際でも、一枚一枚の画像を順に見ていく人と、臓器ごとに読影し何度も行き来しながら見る人がいます。
レジデント時代に、上級医にcheckを受けている時などに、画像を早く上下していると、そんなに早く見れないでしょ。なんて言われたこともあります。その当時は意味がわからなかったのですが、同じページングでも見方が違うのですね。

一枚一枚の画像を順に見ていく人はfilmで読んでいた人に多い気がします。
臓器ごとに読む人は、最初から画像ビューアーで見ていた世代に多い気がします。

タイル表示と、ページングの議論が自然に結論が出たように、いずれは、臓器ごとに読む人ばかりになると思われます。

読み方によって、最適なビューアーやマウスがあります。遠隔画像診断のシステム構成の際にも現状では両方に対応できるようにしていかないとですけどね。

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遠隔読影に最適な画面構成は?

遠隔読影に最適な画面構成はどのようなものでしょうか。
ズバリ、19inchスクエア横+21inchスクエア縦+21inchスクエア縦が最適と思われます。
場所が狭い場合などは19inchスクエア横+24-7inchワイド横が次点だと思います。
更に、部屋の広さなどで妥協していくものと思われます。
19inchスクエア横の部分をnotePCにして、+21inchスクエア縦が最小構成でしょうか。
一画面しかないと、レポートの記載と画像を見るのを同じ画面でやらないといけないので、効率が非常に落ちると思います。

では、逆に画面を増やすとどうなるのでしょうか?
19inchスクエア横+21inchスクエア縦×4の構成の病院を知っていますが、そこにアルバイトに行った先生が必ず口にしていたのが、“眩しい”でした。
じゃーモニターの輝度を下げればいいんでない?と思うのですが、眩しくないくらいまで輝度を下げると、一つ一つのモニターの明るさが足りず、コントラストが下がってしまうので、単純に輝度を下げるだけでは解決しません。

このことは、通常のPCを使っている際にも、経験的に画面が20inchを超えてくると、自分は自覚されていました。
しかし、画像診断の場合は、画像が白黒なので、全体的に目の負担が少なく、3面構成でも眩しいと思うことはありませんでした。
5面構成で眩しいという人が続出しているのを見て、やっぱり、眼前の全体的な光量は限界が有るのだなと実感させられました。

それに、5個も画面があってもいっぺんに見られないし、あんまり意味が無い気もします。
私が所属していた医局の分院では、脅威の19inchスクエア横+21inchスクエア縦×8で9画面構成でしたが、、、
そこに週イチで行ってた先生は3つしか電源を入れてないと言ってました。

過ぎたるは及ばざるが如しで、3面を超えるような構成は無理がある気がします。

gyouretu

午前中で外来患者100人を超えるクリニックの秘密。

遠隔読影のお手伝いをさせていただいているクリニックで、午前中の外来患者が100人超えているクリニック様があります。
実際ご訪問させていただいた時など、クリニックの外まで患者様が並んでおりました。

院長先生に、成功の秘訣をお伺いしたことがあるのですが、“誤診しないこと”とおっしゃっていました。
経過観察をしていて、その経過で何かが見つかったり、判断を誤れば、信用されなくなるとのことでした。

内視鏡やCTを行い、直ぐに結果が出て、必要であれば高次の医療機関に割り振るというのがとても大切とのことでした。

その素早い判断に、遠隔読影は一役買っているとお褒めいただきました。特にうちのサービスの翌日9時までに結果が帰ってくるのは、患者様に次の日の朝一で来てもらえば良いので、すごく助かっているとのことでした。

うちの遠隔読影サービスをご利用して頂く前は、院長先生の専門分野しかCTは撮影しておらず、月に2.3件の検査数でしたが、現在では月100件近い検査数をこなしています。
大きくスループットを改善し、病院経営のお手伝いもできているものと考えます。

ぜひ、稼働率の改善を考えているご施設様がお有りでしたら、当社の遠隔画像診断サービスもご検討ください。
当然、患者様にも大きなメリットになるものと考えています。

pla131

@icon変換を使ったWindowsアイコンの作成の仕方

画像ファイルからwindows アイコンファイル(.ico)を生成するのに、BMPの拡張子を.icoにかえるだけでOKみたいに書いてあるところもあるのですが、自分の環境だとうまく、プログラムに同梱することができませんでした。「@icon変換」というツールを使わせていただいて作成したものはうまく機能しています。やり方を忘れないようにメモっておきます。

1. @icon変換に画像ファイルを読みこむ。Windows Vista以降では大きなサイズのfileも必要なようです。最低限、16×16、32×32、48×48、256×256ドットで各8ビットと32ビットのイメージタイプを収録したアイコンを用意すれば、ほとんどの場面で対応できる。

2. リスト→ライブラリ編集→一連のアイコンをすべて選択→右クリック→選択アイテムをグループ化→ツール→グループごとにマルチアイコンに保存(普通に「マルチアイコンとして保存」だとうまくいかない。)

今までは、見た目よりも中身!と思ってアイコンはこだわってなかったのですが、これで当社、遠隔読影システムにオリジナルのアイコンをつけることができました。