nat030

ユーザーの「視線」が入力装置になる。


「自分が画面のどこを見ているか」をコンピュータが読み取り、それを「入力」として扱う技術が出てきています。
技術を開発したのは,Tobii Technology(以下,Tobii)という企業で,本社は同国首都ストックホルムにあり,東京にも現地法人を持っています。

ユーザーの視線が画面のどこを見ているのかを探知する技術は、Web業界では以前から注目されてきていたそうで、ユーザーが便利に使える=利用頻度が上がる可能性があるWebページを構築するには、ユーザーが画面のどこに注目していて、画面が切り替わったときには、まずどこに注目するのか、これを細かく分析することは、大きな意味を持つかららしいです。
視線を追う「アイトラッキング」技術と、それにくわえPCをコントロールする「アイコントロール」技術も実際に使える段階にまでなってきたという感じなのでしょうか。

読影をしている時に、見逃しと言われるものがあります。
大きく3つのパターンが有ると思われます。本当に見ていないのと、見たけど所見として認識できない。何らかの所見は認識したがそれが病的ではないと判断し結果間違える。という状況です。
後者2つは経験の浅い人に多いのではないでしょうか。ベテランにはあまり見られない気がします。
誰にでも起こっているのが前者でしょうか。
もし、レポートも書き終わったし、次の症例へ、、、なんて時に、見ていない部分に色がついて確認ダイアログが出たりするようにできれば、だいぶ減るのでしょうか。

アイコントロールは清潔時のPCの操作や、精度次第ですが、通常の読影中でも威力を発揮しそうです。
例えば、マウスカーソルがあるところをアクティブにする。なんて機能が多くのビューアーにあると思われますが、これを見ているところを〜にかえるだけでも、かなり便利です。
キー画像に→入れるのも簡単にできそうです。

新しい入力装置はいろいろありますが、これはかなり期待できるのではないでしょうか。