カテゴリー別アーカイブ: 便利tool紹介

nat031

AmiVoice Smart for Radiologyを試す。

音声認識ソフトのAmivoiceが提供するサービスです。

iPhone®またはiPod touch®を音声入力デバイスとして、場所を選ばずに音声認識ができます。

PCやMacにレシーバーソフトをインストールし、iPhoneで音声を認識し、クラウド上で処理したものをPCもしくはMacに転送するといった感じです。
今までのサービスあればソフトをインストールしたパソコンでしか使えませんでしたが、これは個人にライセンスされているようで、使う場所を選ばないというのがメリットだと思われます。
また、アミボイスやその他の音声認識ソフトでも医療用辞書を搭載した音声認識ソフトでMacintoshに対応しているものはないので、その点もMacユーザーにとっては大きなポイントになると思われます。

ただ、不安があるのはiPhoneから転送するという部分です。ソフトの使い勝手が悪いんじゃないかと僕も思っていました。そこで、体験版はないのかとメールをしたところ体験版を用意してくれたのでチェックしてみました。

まず、レシーバーソフトの出来はいいです。レシーバーのソフトによる使い勝手の悪さはありません。普通にソフトをインストールしたのと同様に使用できます。変な遅延などはありません。

ただの全く問題がないかと言われれば、そうではありません。

デメリット

  • iPhone上で録音および、転送のボタン押さなければいけないのだで、タッチパネル上での操作になります。なので、ボタンの位置が指先の感覚だけでは把握できず、それぞれのボタン押す前にいちど目を落とさなければなりません。ボタンのレイアウトは3パターン用意されているのですが、どれもいまいちです。右側に録音ボタン、左側に転送ボタンくらいはっきりしたレイアウトがほしいものです。
  • またハンドマイクを使っているような体勢で発音するとiPhoneのマイクは本体の下側についているため、うまく認識されません。ただ、これはiPhoneを上下逆に持つことによって改善されました。
  • インストールするソフトのように、個人のアカウントが作れないので、音声を学習して言ってくれていない様子です。アミボイスは使いはじめから、高い認識効率を示しますが、しかし、やっぱり使い込んだほうが使い勝手は上昇しています。使い始めの若干使いずらいかんじがずっと続きます。
  • クラウド上で認識を行っているためか認識に若干のもたつきがあります。そのため、文章の終わりに早口で”改行”などというと認識されません。
  • 無線LAN環境が必要

メリット

  • 単語登録、定型文登録などは提供されておりその点は問題ありません
  • 価格ですがソフトの放射線科版が80万円程度することを考えると、5000円/月。2年の一括払いであれば10万円という価格はかなり魅力的に思われます。
  • Mac対応
  • 使う場所を選ばない

また、自分がテストで使用した端末はiPhone 4でした。iPhone5sなどの本能機能が上昇することによって、先ほどの細かいラグなどは解決されている可能性もあります。

認識効率が思ったよりも良くはなかったですが、レシーバーソフトのできがすごく良くて良かったです。自分はすでにソフトを持っているので買うことはないように思われますが、新規に購入する人には十分選択肢に入ると思われます。

nat025

病理の画像を貼りあわせたりするのに、Microsoft ICEが便利ですよ。

Microsoft ICE(Microsoft Image Composite Editor)は、Microsoft Research(マイクロソフトの研究部門)が開発したソフトです。なので、急に開発が止まったりする危険性が低いと思いますし、Quolityも高いソフトです。
入局した頃から使っているので、10年近くちゃんと更新されています。(もっと以前からあったと思います)
どんなソフトかというと、パノラマ写真を簡単に作成できます。貼りあわせたい複数の写真をドラッグ&ドロップするだけで、つなぎ目のない写真が作れます。まぁ、これだと、あんまり関係ないかなと興味がわかない人が多いと思いますが、自分がよく使っていたのが病理の取り込んだ写真を貼り合わせるのに使っていました。

弱拡のレンズで変えてとればいいのですが、自分の大学では第一病理と第二病理が有り、弱拡のレンズは第二病理にしかなかったのです。僕が出入りしていたのは第一病理だったので、若干行くのが億劫だったのです。行けばすぐ貸してくれるのですけどね。
学会でも、たまに、自分で頑張って張り合わせたんだろうなという絵を出されてる先生がいます。
このソフトを使えば自動的にかつ、コントラストも合わせてくれますので、本当に繋ぎ目がわからないほどの出来栄えになります。
radiologic-pathologic-collerationするならば入れておいて損はないと思います。freeですしね。
最新バージョンは動画もあわせられるみたいですが、必要がないようであれば前のバージョンを入れたほうが安定しているかもしれません。

Microsoft Visual C++ 2010 ランタイムライブラリというものを入れないといけないのですが、詳しい手順はMicrosoftICEで検索すれば解説しているページがあるので、そこを参照してください

nat031

パスワード管理は何を使っていますか?Roboformがいいですよ。

何の気なしに後輩がホームページを見ているのを見ていたら、HP上でパスワードの入力が求められていた時に、彼はおもむろにEvernoteを開き、Evernoteにまとめてあるパスワード管理表からコピペしてIDとパスワードを入力していました。

昔、自分もメモ帳でで同じことを初めて、当時”紙”というソフトがあってそれに変えて同じことをしていたのを思い出しました。

今はパスワード管理ソフトを使用しています。 Windowsであればロボフォームが、MacであればOnepasswordが定番だと思われます。現在は両方ともどちらのOSにも対応しているので、お好きな方を選べばいいと思われます。

パスワード管理ソフトを使うことのメリットは

  • 入力が求められる場面でワンタッチでIDとパスワードが入れられるようになること
  • パスワードの自動作成機能がありますのですべてのページで同じパスワードを使い回するといったこともなくなります
  • フィッシングサイト対策にもなります
  • また、最近はクラウドでデータ保存し各端末で同じデータを共有してくれるような機能もありますのでバックアップの心配もなくなります

冒頭に出てきた後輩のようにevernoteなどで表にまとめていればまだ良い方ですが、パスワードを忘れちゃってる人をよく見ます。そのたんびにパスワードを控えた紙切れを机をひっかきまわして探してるようでは非常に非効率的です。

ロボフォームであれば10件の登録までは無料で使用できますので、とりあえず試しに使い始めてみてはいかがでしょうか。

pla131

マイクロソフト純正のiOS / Android用リモートデスクトップ アプリが登場

VNCだと、全体的にもっさりしてますし、ログインしてないと使えなかったりします。もちろん対応策はありますが。それにホスト側にもソフトのインストールが必要です。Windowsのバージョンを問わずに使えるのは魅力的ですけどね。

なので、基本的にはRDPをよく使うのですが、マイクロソフトが iOS / Android 用の純正リモートデスクトップ (RDPクライアント) アプリをリリースしてくれましたので試してみます。
今までもサードパーティー製のものはあったので、IPadからリモートデスクトップは使用していました。

では早速インストールと思ったら、iOS6以上なんですね。。。初代iPadなので、あんまりOSをバージョンアップすると遅くなって使い勝手が悪いとネット上にあったので、iOS5のままです。

今度のiPadは買おうと思っているので、それまでテストはお預けですね。

iPadからのリモートデスクトップは何に使っているかというと、リビングにおいたPCの操作に使用しています。マウスやキーボードを置いとくと使い勝手が悪いですからね。
WOLに対応したPCであれば、iPadから電源の操作もできるようにするアプリもあります。

XBOXのスマートグラスのように専用のUIが用意されていればいいんですけどね。

nat025

PowerPointにCTやMRIの画像を効率よく貼る方法。フォトアルバムがいいですよ。

キー画像1枚掲示すれば良い場合は、ただ画像貼れば良いですよね。
上下の画像の連続性を示すために複数枚挿入したい場合などには、ちょっと1枚1枚貼っていくのでは骨が折れます。
複数の画像を動画にしてしまっても良いのですが、画像ビューアをページングで見ている時のように自由自在に動かすことが困難ですし、画像は土壇場で再生できず困ったりする事がよくあるように思われます。学会の発表の場などで動画が再生できず、困っている人ををよく見かけますよね?

僕のオススメの方への方法は、フォトアルバムを作成してしまう方法です。

手順としては、パワーポイントのメニュー→挿入→フォトアルバム→新しいフォトアルバムを選択していただいて、

pawapo

ファイル/ディスクを選択していただいて貼りたい画像を全部選択していただけると一気に画像がはれます。
pawapo2
ここで作成したフォトアルバムを、ご自身で作成されたパワーポイントに全部コピーして貼り付けて利用します。
使い方は、パワーポイントをスライドショ再生してる時に、カーソルキーの右左を使うことによってページングで画像見ているように、パラパラ漫画の要領で自由自在に動かすことができます。