nat025

病理の画像を貼りあわせたりするのに、Microsoft ICEが便利ですよ。


Microsoft ICE(Microsoft Image Composite Editor)は、Microsoft Research(マイクロソフトの研究部門)が開発したソフトです。なので、急に開発が止まったりする危険性が低いと思いますし、Quolityも高いソフトです。
入局した頃から使っているので、10年近くちゃんと更新されています。(もっと以前からあったと思います)
どんなソフトかというと、パノラマ写真を簡単に作成できます。貼りあわせたい複数の写真をドラッグ&ドロップするだけで、つなぎ目のない写真が作れます。まぁ、これだと、あんまり関係ないかなと興味がわかない人が多いと思いますが、自分がよく使っていたのが病理の取り込んだ写真を貼り合わせるのに使っていました。

弱拡のレンズで変えてとればいいのですが、自分の大学では第一病理と第二病理が有り、弱拡のレンズは第二病理にしかなかったのです。僕が出入りしていたのは第一病理だったので、若干行くのが億劫だったのです。行けばすぐ貸してくれるのですけどね。
学会でも、たまに、自分で頑張って張り合わせたんだろうなという絵を出されてる先生がいます。
このソフトを使えば自動的にかつ、コントラストも合わせてくれますので、本当に繋ぎ目がわからないほどの出来栄えになります。
radiologic-pathologic-collerationするならば入れておいて損はないと思います。freeですしね。
最新バージョンは動画もあわせられるみたいですが、必要がないようであれば前のバージョンを入れたほうが安定しているかもしれません。

Microsoft Visual C++ 2010 ランタイムライブラリというものを入れないといけないのですが、詳しい手順はMicrosoftICEで検索すれば解説しているページがあるので、そこを参照してください