nat033

CPU切替機を使う。サンワサプライのSW-KVM4HDCを試す。


電子カルテやPACSを使ってるPCはインターネットに接続できないように設定されていることが多いと思います。ただ最近ではインターネットに接続できないと不便なことも多いと思われます。その時お勧めしたい方法がインターネットが接続できるパソコンと電子カルテ、PACSのパソコンをCPU切替器で切り替えて使う方法です。
狭い机の上でも便利に両者を使うことができます。
またCP切替器で物理的に切り替えているので、同じネットワークに接続されることはなく、セキュリティー的にも安全です。

実は自分はCP切替器には、いい思い出はありませんでした。昔使っていた時はまさにトラブルの元というか、おかしな挙動示すことが多く、結局直接つなぐことで対応しなければいけないことが多かったためです。
ただ、昔はインターネットなどもあまり流行っていなかったので、商品に関する情報は雑誌などで提供されるわずかなものでした。まさに、一か八かで商品を買って、相性と言われる”ちゃんと設定してるのになぜか動かない”というような現象とも戦いながら商品を選んでいたものです。学生の頃なので十分な資金もなく、ハズレを引いてしまった場合は泣き寝入りするしかありませんでした。
しかし、今は十分な情報を得てから買うことができるようになったので、現在使用しているものは、かれこれ2 3年になりますが全く問題なく使えています。

結論から言うと、サンワサプライのSW-KVM4HDCという商品です。2PCの切り替え版もあります。ATEN CS1784のOEM品らしく、コレガCG-PC4KDLMCA も同様のOEMらしいです。
どれを買っても問題ないと思われますが、値段と、形でサンワサプライのものにしました。

何がいいかというと、

①ディスプレイエミュレーション機能:ディスプレイの設定を本体に保存することで、裏起動時に画面解像度が変わる、画面サイズが変わるという問題が発生しません。

②USB切替機も兼ねており、また、USBだけを切り替えることも可能。音声認識に使うマイクは高価なので、使い回せると便利です。

③スピーカー、マイクの共有も可能。単独切替えにも対応。音楽を聴く人はいいのではないでしょうか

④キーボードエミュレーション機能。パソコンの裏起動時、キーボード未接続時で起動した際のブートエラーを回避。

⑤マウスエミュレーションON・OFF機能を搭載。切替え時の素早いマウス操作が可能。

⑥Windows OS、Mac OS、Linuxに対応。

⑦ホットキー、本体切替えボタン、2通りの切替え方法に対応。

⑧ソフトウェアのインストール不要で、接続するだけで全ての機能を使用することが可能。

ディスプレイ、キーボード、マウスのエミュレーション機能の有無は大きく使用感に影響します。そして何より上記の機能が全てちゃんと動作します。ちゃんと動いてくれるというのが、いちばん気持ちよく使用し続けられます。