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osirix

OsiriX MD を購入してみました。

OsiriX MD (オザイリックスMD)は、Mac OS X用のFDA:米国食品医薬品局認可版です。

厚生労働省会議室で行われた議事録の、平成19年12月6日先進医療専門家会議議事録にも、ソフトウェアは薬事対象外とされているようですし、そもそも、日本なので、FDAに認証されていようがいまいが関係はないのですが、なぜ購入したかと言いますと、

まずは、立ち上げるたびに出る警告(医療用には使用してはいけませんみたいな感じです:くどいようですが外国での話)を消すのがめんどくさかったことが一つ。

何より、1000程度の枚数の画像になってくるとメモリが足りませんと警告が出て、画像が満足に見れなかったからです。これはフリー版のosirixが32ビットで、64 bit版のものを買えば改善したのですが、MD版と64 bit版に価格差があまりなかったのでMD版を買ってみました。

上記の問題は解決しました。それ以外の使いかっては当たり前といえば当たり前なのですが無料版と違いはありません。

OsiriX MD FDA-Cleared / CE Labeled ¥68,200 JPY
OsiriX 64-bit Extension Site License¥104,900 JPY
OsiriX 64-bit Extension Single User¥41,900 JPY
Osirix User Manual ¥10,400 JPY

通常のソフトからみると大分高い気もしますが、他のFDA認可をとり販売されているソフト(ClearCanvasやeFilm)と比較するとお安いです。

国産のトップビューアーと比べれば使いかってが劣る部分もありますが、全ての面で勝っているビューアーは無い気がします。そもそも、国内メーカーでstandaloneで動くものを除けばビューアーを切り売りしているところはない気がするので、システム全体を購入せねばならず、100倍近い額がかかるのではないでしょうか。
また、国内で販売されているしょぼいビューアーと比べれば、値段は1/100で、使いかっては勝ります。

後輩の子が行ってる病院でで画像のビューアーにosirixが使われている施設があるそうです。また、先輩がやってる遠隔読影もosirixを使ってるところがあるそうです。2人ともかなり使い勝手が悪いと言っていましたが、よくよく話を聞くと、レポートメーカーが別のパソコンにあり、osirixとレポートメーカーとの連動は無いそうです。各々の機能はちゃんとしてても、システム全体としての連携が悪いので印象が悪くなっていたのだと思います。free故に適当に導入され、ぽんとおいてあるだけの状態じゃ、まさに宝の持ち腐れです。

当社の遠隔読影・遠隔画像診断システムは、連携ばっちりですので、統一感のある、高い完成度になっています。