留学ってどれくらい効果があるのでしょうか。


自分のなかでは、スポ根漫画で、短期間でパワーアップするために山ごもりをする(最近そんな漫画ないですが)。みたいなもんな感じがします。
アメリカ帰りのすごいやつ みたいな感じです。
山ごもりに関しては、極真カラテの大山倍達先生が、街にいられない事情があったから山ごもりしただけで、設備が整っているところでトレーニングした方がいいに決まっているとおっしゃっていました。
留学に関しても、言葉も通じない、生活環境も違う場所に行って勉強するのは効率的なのでしょうか?

安西先生も、アメリカに行ったからといって高く飛べるわけではないとおっしゃっていました。

遣隋使、遣唐使の時代なら、国力が圧倒的に違いましたし、実際行かない限りは知識を吸収できないので意味はわかりますが、今の時代的にはどうなのでしょうか。

この話をすると、留学が役立つ、重箱の隅をつついたようなエピソードを話してくれる方もいますが、留学するとまず、行ってる間の生活費、行ってる間に稼げたはずの賃金で、行っていた期間の収入の倍近い金銭的なダメージが有ります。それに、その間日本にいても成長はできます。どっちのほうがコストパフォマンスがいいかという話です。

学会もグローバリゼーションで、演題が英語になっています。無策なTOPがとりあえず言い出すのがグローバリゼーションだと思っています。

論文は英語で書かないと評価されないといいますが、欧米社会に評価されたいから研究するのでしょうか?
極端な話、今の段階で核融合を完全にコントロールすることができる技術を発明できれば、みんなが知りたがりますよね。
内容が薄いので、相手に読んでもらう努力をしないといけないわけで、そんなことするのなら、内容を改善する努力をした方がいいと思います。

それに、相手のコミュニティーの情報を仕入れられるというのは有利なことだと思うので、英語を読める能力は必要な気がしますが、自国内でのコミュニティーが充実しているのは相手に対して有利になると思います。

グローバリゼーション、グローバリゼーションでおんなじ土俵に立ったら、何を優位性として戦っていくのでしょうか。
ノーベル賞をとるのがゴールではないですよね。他国に対して優位性の持てる技術を先んじて開発して、国益につなげていくことが大事だとおもうのですが。

これが、最近の違和感を感じることの一つです。

もう一つはコミュニケーション能力、空気読む、同調圧力です。これは、長くなってきたのでまた今度書きます。

同期のfacebookをみていると、留学中のことが投稿されているかたが何人かいるので、僻んでいるのかもしれません。
留学するぐらいモチベーションの高い人→総じて優秀な人が多いってことだと思ってます。純粋にどちらが効率よく学べるかと言ったら国内だと思うのですが。