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胸部単純CT2:遠隔読影・遠隔画像診断報告書 見本

胸部単純CTサンプル2


遠隔画像診断報告書 見本
 ID:氏名:年齢:性別:検査部位:検査種:検査日:読影医師
【病歴】
af、高血圧にて内服中。この1週間で胸骨中央がもりあがってきて、激痛あり。軟骨炎?胸
骨炎?よろしくお願いします。

【所見】【胸部単純 CT を施行。】
左第1、2胸肋関節に骨棘の形成が目立っています。第2胸肋関節部が目立ちます。
週単位で骨棘が形成されるのかは不明ですが、少なくとも胸骨で突出している部分はこの骨棘のみで
す。胸肋関節炎が疑われます。
骨髄内の炎症の詳細な評価は CT では困難です。症状が長引くようであれば、MRIで骨髄内の炎症も
評価されてみてはいかがでしょうか。
手掌や足底の膿疱があるようであれば、SAPHO症候群(第1胸肋関節に多いとされていますが、)も鑑別
です。膿疱もcheckしてみてください。
両側肺野に気腫性変化があります
両側上肺野末梢部に陳旧性炎症性変化があります。
縦隔リンパ節に有意腫大はありません。
気管、気管支は保たれています。
胸水はありません。
肝臓に low density の mass が散在して見られており、嚢胞が疑われます。

【診断】
左第1、第2胸肋関節部の骨棘。(胸肋関節炎疑い。詳細は上記。
両側肺野の気腫性変化、両側上肺野末梢部の陳旧性炎症性変化
多発肝嚢胞疑い。

キー画像
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